ヨガインストラクターとヨガインストラクターを目指す人のためのブログ
ぼっこのRYT200養成講座はなぜオンライン完結ではないのですか?
ぼっこでも全米ヨガアライアンスの特例を使って128.5時間をオンラインで行う講座を開催していますが、RYT200に関してはオンライン完結にしていません。時々、オンライン完結の方が助かるんだけどというようなお声も頂きますし、正直、オンライン完結にした方がスクールの負担も少ないのですが、受講生・修了生様の事を考えて、7日間の実習を必修にしています。その理由を解説します。
RYT200養成講座はヨガインストラクターになった事がない方を対象と考えています
2020年3月に全米ヨガアライアンスがRYTの全ての養成講座について、オンライン化可能であると特例を出したときに、中井香菜はRYT200に関してはそれは無理があるのではないかと思いました。ヨガは実技を伴いますし、RYT200は初学者向けで、人前でヨガレッスンを行ったことがない方を対象としています。
もちろん、ヨガを習ったことがある方は多いでしょうが、ヨガを教えることとは全く別のことです。美味しい料理をいっぱい食べ歩いた人が、美味しい料理を作れる訳ではありません。レッスンの組み立てや、目配り、気配り、アジャスト、危険防止など、注意すべき事は全く違います。
人に教える立場ですから、ある程度の実体験が必要になります。シミュレータで運転を学んだタクシー運転手のタクシーに乗りたいでしょうか? 通信教育で学んだ空手で試合に出られるでしょうか? テニスのビデオを毎日見続ければ、テニスが出来るでしょうか?
ヨガに関しても、直感的にRYT200に関しては無理だと感じましたので、ぼっこでは特例を座学や基本知識の部分だけに利用し、重要な実技部分を対面で行う合理的な構成にしています。
例外もあって、すでに長年ヨガインストラクターとして活躍されており、この機会にRYT200の資格だけが欲しいという方は、オンライン完結型の養成講座でよいと思います。また、ぼっこでもRPYT養成講座とRYS300アドバンストトレーニングは、すでにRYT200になっていて、レッスン経験がある人の知識・技術向上と捉えていますので、オンライン完結型にしています。
結構、悲惨なことになっています
ぼっこは、2つの実店舗もありますので、ヨガインストラクターの応募がよくあります。応募条件にRYT200を入れていますので、基本的にRYT200の方がお申し込みになって、オーディションを受けてくれます。でも、やはりオンライン完結型や10日間完結型合宿などでRYT200になられた方のレッスンは、レッスンの体をなしていないのです。シークエンスも教えられた1つしか出来ず、自分で組み立てることは出来ないようです。
オンラインだけで人前でレッスンをせずにRYT200ヨガインストラクターになったり、200時間の教程を移動日込みで10日で覚える事って現実的に無理だと思うんですよね。人間の学習能力って限界がありますし。
先日も、だいぶ前にぼっこのRYT200養成講座と他社様のオンライン完結型RYT200養成講座で迷われていて面談をしていた方で、結局料金や移動の負担を考えられて他社様のオンライン完結型養成講座を受けられた方から、急にご連絡を頂き驚きました。RYT200にはなれたけど、レッスンも自信が無いし、オーディションも通らないし、自分で始めることも出来ないしどうしたらよいかということです。それこそ、その他社様にご相談になって下さいという感じですが、一応ぼっこもそういった方の救済の意味でリテイク講座をやっているので、それをお勧めしました。
ぼっこでも、オンライン完結型RYT200養成講座修了の方は、すでに求人の対象外にしていますし、どこのヨガスタジオオーナーも何回かオーディションをすれば、この状況は分かってきてしまうので、これからRYT200を取られる方は、オンライン学習期間を含めて25日程度以上の日程が組まれていて、実習のある養成講座を探されることをお勧めします。
一見、安くてオンライン完結とか、南の島に10日間行くだけでよいとか聞いてしまうと、魅力的に思ってしまいますが、ぼっこは受講生様・修了生様のことを考えて、128.5時間のオンライン講習と7日間の実習を続けています。ぼっこ修了生様のリテイクは無料です。
ブロガーについて
全米ヨガアライアンス認定スクールのぼっこです。
RYS200, RYS300, RPYSに認定されています。
優しく楽しく楽しい講義を心がけています。
修了後の資格の活用に力点を置いて、修了生を輩出しています。